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留置所黙示録

2014年3月末日児童ポルノ買春及び児童ポルノ法違反で家宅捜索されました。書類送検されたあと8月某日に傷害で逮捕されました。トップ絵はクジラックス先生からもらいました。※なお当ブログは犯罪の抑止のためのブログです※

留置場1日目

前回までのあらすじ

絡まれた相手を殴ったら殴ったところだけカメラに録画されていて、誕生日の2日後に家宅捜査され警察署で現行犯逮捕。社会の厳しさとすぐに帰れるからと言われたのに嘘をつかれ大人の汚さを思い知る。

そして留置所に入る前の身体チェックで「黒子あり」と確認され、俺って黒子多いんだとショックを受けたと思っているあいだに手錠をかけられて留置所の中に入れられることになった僕。檻の中に収監されることになったがまさしくそこは動物園であった。

この先どうなっちゃうんだ俺

葉っぱカッター葉っぱカッター!

檻に入った瞬間に響き渡る。ポケモンの必殺技。葉っぱカッターと叫んでいたのは入って一番角にある房にいる人で暇なのか檻の中をウロウロとしていた。

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シャブでも決めてんのかなこいつと思いつつ、周りの警察官は止めないのかと思いきや何も言わずに見ているだけであった。後ほど分かったが、このポケモンの技を叫んでいる若い兄ちゃんは合法ドラッグが原因で捕まっていたそうだ。

映画のワンシーンだと新しく入ってきた者に野次を飛ばす奴がいたりするが、留置所は人の入れ替わりが激しいからか皆特に僕に興味を持たずにゴロゴロしていた。

手錠で僕を連れてきた警官がここでの簡単なルールを説明する。

「ここが洗面所で朝と就寝前に歯磨きができる。房を出れるのはこちらが指示を出した時以外禁止だ。服は着るもの以外は原則ロッカーに入れる」

どうやら所持品の持ち込みは禁止のようだ。

周りはというと殺風景な光景で、檻以外はアルミの色をした洗面所くらいしか見当たらなかった。

「後これから君の呼び名は18番なので、18番と呼ばれたら返事をするように」

最初に僕の荷物検査をした警官がそう言った。

留置所にいる間僕はずっと18番と呼ばれ続けるようになった。

まさかのエースナンバーである

マイナンバー制度を一足早く取り入れてオシャレ~と思うわけがなく、昔見たジブリの作品の千と千尋で主人公の千尋が千という名で呼ばれるシーンがふと頭に思い浮かんだ。名前を呼んでくれないというのはどこか非現実で自分が自分ではない気がした。ここでは僕の人権を一切思いやってはくれないのだ。

葉っぱカッターと叫んでいた兄ちゃんの2つ横の房まで連れて行かれ、「じゃあ入って」と短く言われる。そのまま入るとガチャりと金属音がして外から鍵を閉められた。収監されたわけである。床の材質はカーペットで小学生の時にあった多目的ルームを思い出した。小学生の頃の俺はまさかこういった形で再開するとは思わなかっただろう。

 

檻の中を見ると一人の冴えない中年のおっさんがしょぼくれた顔をして座っていた。しょぼくれているのは態度だけでなく頭髪もしょぼくれていたためより惨めさが際立っていた。集団生活があまり得意でないのと急に逮捕されて捕まった今の状況を考えるとため息が自然と出る。一応今日は休日だが、仕事もあるしどうやってここから出ればいいのかも分からない。そもそも親はこのことを知っているのだろうか。様々な不安がぐるぐると頭の中を巡る。

するとしょぼくれたおっさんも辛いからかつられたようにため息をつき負の連鎖を巻き起こしていた。そう思ったら留置所全体で音楽がいきなり鳴り始めた。

最初は分からなかったが、留置所では食事の時間の時は音楽を流すそうだ。取り調べの時間と手続きが長引きいつの間にか夕方になっていたのだ。

しかも何の偶然か「ため息ばかりつかないで~(原曲不明)」と今の精神状態を表すかのような曲だったため脳内が監視されているのかと疑心暗鬼になったが、台車を持った警察?の人が弁当を持ってくる。忘れていたが夕飯の時間であった。

警官が檻の外のまどのようなところからゴザみたいなものをいれると同室のおっさんが器用にそれを広げ上に弁当を置いた。どうやらゴザの上でものを食べるらしい。

弁当はそこらへんのスーパーの安売りされてるような内容の幕の内弁当でご飯は冷めていた。さっきパン食ったばかりであった気がしたがお腹が空いていたので食べる。

食べていると警察が「お茶か水どっちがいい?」とヤカンを持ってきた。何気なくお茶を頼んでいたら、同室のおっさんは「ハーフで!」とだけ言って水とお茶を両方混ぜて入れてもらっていて次回以降俺も真似をしてハーフでと言うようになった。

良くネットで刑務所の飯の画像を貼り付けられ、刑務所の飯はうまいみたいなスレがあったが少なくとも留置所に関しては全くそんなことはなく冷たくて不味いご飯をぼそぼそと食べていたのを覚えている。同室のおっさんと飯を食っている間話すこともなかったので、食べ終わったら回収にきた警官にゴザとお茶碗、弁当を返した。

さて、食べ終わったあとは暇だった。部屋には何もなく薄汚いおっさんしかいない。でも相手もここにいるということは何らかの犯罪をして入ったわけだろう。そう思うと自分から話しかける気はしなかった。

だが、よく見るとおっさんの周りには何冊か漫画(GTO)が置いてあった。どうやって借りたのだろうかということと暇ですることがなかったから「あのー良かったら漫画読ませてくれないですか?」と頼んでみることにした。

するとおっさんは「え?そろそろ就寝時間だから返さないと駄目だよ」と思ったより気さくに答えてくれた。名前は後ほどわかるがT森さんという方で元シャブ売の売人で窃盗で捕まっていたそうだ。

結局このT森さんとは7日間ほど同じ房の中に一緒にいることになったので色々話を聞くことになった。

 

続く

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