留置所黙示録

2014年3月末日児童ポルノ買春及び児童ポルノ法違反で家宅捜索されました。書類送検されたあと8月某日に傷害で逮捕されました。トップ絵はクジラックス先生からもらいました。※なお当ブログは犯罪の抑止のためのブログです※

拘留3日目-地裁で女裁判官のブラ紐を見ている間に拘留延長が決まった

2日目長い一日を終え僕は警察署に戻ってきた。留置所に入る前に身体検査を受けてまた檻がある部屋に戻ってきた。1日目はあれだけ不安しか感じなかった場所が何故かこの日はようやく戻ってきたという一抹の安心感があったのが不思議だった。

入った瞬間にまた入口のすぐ近くにいた兄ちゃんが「チコリータチコリータ」と叫んでいた。この人ポケモン好きなんだな~と思っていたらチコリータと叫んでいた兄ちゃんが僕に「お疲れ様です!」と挨拶をしてきてくれた。どうやら好青年のようだ。

人見知りの僕は「あ、どうも」という感じで軽く頭を下げて自分の房に戻った。

そのまま疲れたから房に戻り倒れこむように床に寝転がった。ら丁度晩飯時だったのかまた留置所で爆音が鳴り響く、この日の音楽は安室奈美恵だった。僕が地検帰りで疲れているからだろうか、T森さんはあまり口を聞かなかった。

ただ寝る前に布団を敷いてT森さんに明日はどういうことをするのかと聞いてみた。

「うーん3日目は裁判官と言って話してくるんだけどそこで拘留が延長されるかどうか決まるな」

「それはこの留置所にいるかどうかってことですか?」

「そう。運が良いやつは明日で釈放されんよ」

「え?じゃあここから出れるんですね」と僕はやや喜び気味に言った。

「だけどよーお前のやったことって傷害だろ?傷害ってことは相手と示談しないと普通は出してくれねえよ」

どうやら最近は暴力沙汰には厳しくなっているため、簡単には出してくれないらしい。だけど僕はもしかしたら出してくれるかもしれないということに望みを持つしかなかった。2日目で疲れたからかこの日は自然とまぶたが閉じていった。寝る前に小学生みたいに神様ここから出してください。一生のお願いですとやろうかなと思ったが、もういい年をしているからやめた。物事全て自分の意志の届かないところで決定していくのだ。ただその起きてしまった現実を受け入れるしかない。

「起床~~~~」

2日目と同じく警察の野太い声で目が覚める。番号を点呼し部屋の掃除をして朝食を取る。その後は運動する時間があったが今日も2日目と同じく東京地検に行く必要があったため早めに着替えてまた護送車に乗り込むことになった。その時昨日と同じように若い茶髪の19番と呼ばれている兄ちゃんがいた。

昨日は19番も不安そうな顔をしていたが僕も彼も3日目ということで慣れてきたのだろう。落ち着いているように見えた。護送車に乗り込んでまた昨日と同じ説明を受けてあちこちの警察署から留置されている人をバスに乗せて東京地検に向かうことになった。

この日は何故か昨日と少しルートが違い途中で後楽園遊園地が見えた。ここで彼女と何度かデートをしたことがあるなと思うと急に心に辛いものがこみ上げてきたが、この付近で乗ってきた人でその感傷は消えてしまった。

「あ~すいませんトイレ行きたいんですけど無理ですかね?」そう脳天気に言ったのは明らかに老人だった。普通なら警官に我慢しろと言われるだろうが相手が老人だからだろうか警官もどうするか少し話し合っていたら次の警察署でトイレに行く許可が降りたらしい。老人は次の警察署でトイレを済ませ「皆さんすいませんね」と謝っていた。正直半分ボケてるんじゃないかと思っていたが、こんな老人でも捕まるんだなと少し感心していた。

老人の途中でのトイレ下車があったもののまた昨日と同じく検察庁に入り、ムカデ人間のように腰縄でつながれて同行室に入ったあと裁判所に行く必要があるため再度バスに乗り裁判所に向かった。同じ敷地にあるからかバスで1分もかからないで着くことになった。

裁判所に入ると受付のような場所に入れられるが、昨日の検察庁と比べると椅子は木で出来ていないし(確かプラスチック)、トイレは扉がついてるものもあったり雰囲気もどことなく昔の教習所みたいで少し落ち着くことができた。そしてここも教習所みたいなのだがテレビが置いてあり、起訴される場合や拘留延長が決まった人向けだろうか延々と似たような内容のビデオが流されていた。

座るとしばらくして正午になったからか昨日と同じようにコッペパンとジャムの入った昼食をとることになった。確かこの時は飲み物は牛乳のストローで飲むパックだったのを覚えている。昨日は狭い檻のようなところに閉じ込められていて閉塞感があったが、この日は裁判所でゆったりと座れたためかあたりを確認する余裕があったため周囲の人間とかを観察したりしていた。昨日の検察の同行室と違い全体的に人数が少なくちょくちょく呼び出されるためか、横に座る人が何度か変わっていた。

最初は横に座っている人はいなかったが、しばらくして横に座った20代くらいの人は起訴されるのか裁判があるのだろうか書類のようなものを大事そうに持っていた。そして何故か流されているビデオの内容を見てしきりに頷いていた。彼がトイレに行ったあいだにこっそり見ようかと思ったが、こんなことで警官に叱られるのも嫌だなと思って我慢することにした。

大事そうに書類を持って座っていた彼が呼び出されてしばらくすると横に珍しくスーツを来ている中年くらいの男性がいた。見た目もビジネスマンらしく何故捕まったのか気になったくらいだ。こちらがジロジロ見ているのに気づいていただろうが、こんなところに捕まるやつと関わりたくないと思っているのか完全に無視をされたのを覚えている。

また全体的に若い人もいたがほとんどが年を取った老人ばかりだったのが印象的だった。昔刑務所の高齢化が進んでいるという記事を見たことがあるがそれをまざまざと肌で感じ取ることができた。そして彼らに共通していたのは犯罪をした悪というより、社会のルールを守れなかったダメな人という空気が出ていた。悪という言葉を使うのが申し訳ないようなダメでお金を持っていなさそうで、実社会だと関わりたくもないような人ばかりだった。逮捕される人というのは偏見を持つわけではないがやはりそれ相応の理由があるんだなと自分を棚に置いて考えていたら、順番が来たのか自分の警察署名と番号を呼ばれて行くことになった。この時もしかしたら釈放をしてもらえるんじゃないかという気持ちと拘留延長をくらったらどうしようかという気持ちとまた裁判官はどのようなことを聞くのかという気持ちが色々混ざり緊張していたのを覚えている。

警察に連れて行かれ裁判所の奥を進んでいく。呼び出された部屋は裁判所だと聞いたから法廷のようなものだと思っていたが、いくつか小部屋が並んでおり大学の教授が待機している部屋を思い出してしまった。

「失礼します」と警察がドアの前でノックをしたあと入ったら部屋は昨日の検事の部屋よりもこざっぱりとしており殺風景だったのを覚えている。

 

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(法廷参考画像)

 

だけど昨日の検事と違って中にいたのは珍しいことに女性の裁判官だった。しかも結構若い。最初は書記の人だと勝手に思っていたが黒い法衣のようなものを着ており真ん中に座っていたので裁判官なのだと認識した。

「どうぞお座りください」そう女性の裁判官に促され席に座った。何故か僕はT森さんに言われた言葉を思い出していた。

初日寝れなくて同房のT森さんと雑談をしていたとき興味深いことを言ってきた。「検事は女じゃない方が絶対良いぞ」と。

逆に「でも弁護士は女のほうが良い」とも言った。

2つともどういう意味なのか聞いてみた。T森さん曰く基本的に法律の世界は男世界である。法律自体女は少ないし相手にする犯罪者は男の方が多い。すると自然に男に舐められないように女の気が強くなるそうだ。

なるほどと合点がいった。ちなみにT森さんは2日目のシンケン(身柄送検の略)の時、女の検事に当たりひどい目にあったそうだ。

「普通よ男の検事なら言わねえことをズバズバ言ってきやがるんだあいつら。いやーSじゃないと勤まらないね」

MにはたまらないシチュエーションかもしれないがどうやらT森さんはSの女が嫌いらしい。

じゃあ弁護士はなぜ女性の方が良いのか。そう聞くとT森さんは長いあいだ留置所にいたが(追起訴を食らっていることと裁判所が盆で休みのため)その中で一番早く出れたのは女の弁護士に弁護してもらった人らしい。

「それはたまたまその弁護士の腕が良かったからじゃないですか?」そう聞く僕にT森さんは確かにそれもあったかもしれないけど、と前置きを置いてからこういった。

「この手の犯罪って基本被害者も加害者も男なわけじゃん。だから女の弁護士がだな必死に示談をお願いするとやっぱりみんな女に弱いからとりあえず話だけは聞こうかってなるんだよ」

なるほど。と僕はその時聞いて是非とも弁護士は女で検事は男がいいなと思っていた。だが、この日は予想外なことに女性の裁判官だったのだ。恐らくかなり珍しいと思う。

なぜなら基本的に法曹の世界は成績によりどの職業に就くかが決まる。大多数は民間の弁護士になるのだが1部の成績優秀者は検事になることが可能になるらしい。そしてその中でもとびきり優秀な人が裁判官になれると昔学生の頃法学部だった時に聞いたことがあった。

彼女、この女裁判官は見た目も若く昔いたグラビアアイドルのMEGUMIに少し似ていた。胸はMEGUMIほどはなかったがひとつ気になるところがあった。肩が結構出ている少し露出気味の服だったのだ。そしてブラ紐のようなものが肩に乗っていたので正直それがかなり気になってしまっていた。一般的に裁判官は何者にも染まらないという意味で黒い服を着ることが多いのだが、服が黒だからだろうかそのブラの肩紐も黒色で恐らく下着も黒だったのだろう。さすが裁判官は違うなと1人で感心していたら幾つか裁判官に質問されたことをほとんど上の空で聞いてしまっていた。何を答えたのか自分でもあまり覚えていない。この裁判官からの勾留質問が終わり釈放されるものが呼び出されるのだが、当然と言ったら当然なのだろうか自分の番号が呼ばれることはなかった。

そう釈放は却下され10日間に渡る拘留が決定したのである。

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